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平山行政書士

ブログ

著作権を相続した場合

今回は著作権を相続した場合についてお話いたします。

著作権も相続財産に当たります。
つまり、相続の対象になります。
ただし、著作者人格権(公表権、氏名表示権、同一性保持権)については、一身専属的性質を有するので相続の対象にはなりません。

著作権者は著作物を創作したと同時に、著作権を取得します。
このあたりが他の知的財産権とは違うところになります。
例えば、特許権などは登録することが、効力発生要件となります。
要は、登録しないと特許権を得ることができません。

著作権は登録していなくても、権利を得られるということです。
著作権者は著作権を他人に譲渡することができます。
例えば、Aさんに売りました。
その後Bさんにも売りました。
二重譲渡される危険性があります。

取引の安全性を確保するために、著作権の譲渡の登録制度があります。

登録しなければ、第三者に対抗できません。
先に権利を買ったAさんではなく、Bさんが登録していれば、Bさんが著作権者となります。

相続による移転の場合は対抗要件はありませんので、登録していなかったとしてもこの問題は生じません。
ただし、遺贈の場合は少し変わってきます。
包括遺贈の場合は問題ありませんが、特定遺贈の場合は登録していないと第三者に対抗できません。

著作権は単独で相続することもできますし、複数で共有することもできます。
ただし、他の共有者の同意がなければ自分の持ち分を譲渡したりすることができません。
共有者全員の合意によらなければ、権利行使することもできません。

もっとも、各共有者は正当な理由がなければ、持ち分を譲渡するのを拒むことはできません。
つまり、誰かが自分の持ち分を売るのを拒否するには正当な理由が必要ということです。

今日はこの辺で。