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平山行政書士

ブログ

解除条件付遺贈とは

今回は解除条件付遺贈についてお話します。

遺贈をするときに条件を付けて遺贈することを条件付遺贈といいます。
解除条件とは、条件付遺贈の一つで、ある条件を付けて、それが消滅することで遺贈という行為自体が消滅することをいいます。

例として、個人事業主が自分が所有する不動産を使って、ある事業をしていたとします。
子供はその事業に関わっておらず、事業を継ぐ気もない場合にその事業を継続させる為に、第三者に事業を継ぐことを条件に、その第三者に不動産を取得させます。
その後第三者が事業をやめるときは遺贈は効力を失い、その不動産を相続人に取得させることができるというものです。

不動産の遺贈の場合は、その遺贈の効力が失われることで、不動産を取得する者は遺贈が解除条件付であることを登記しておきます。
そうしておけば、その第三者が自分が不動産の所有者であることをいいことに、他人にその不動産を第三者に売渡し、それを登記したとしても、不動産の買主に対して不動産の所有権を主張できます。

所有権自体を取得しているために、事業を継続している間は相続人でも手が出せませんし、事業をやめれば相続人に不動産を取得させることができる方法です。

そして第三者は、この相続人の権利(事業をやめたら不動産を取得すること)に対して、害を与えることはできません。
例えば、故意に建物の全部または一部を壊した場合には、条件付の権利の侵害として、相続人に損害賠償を請求されることになります。

今日はこの辺で。