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平山行政書士

ブログ

死因贈与

今回は死因贈与についてお話します。

以前、遺贈のときに少し出てきた死因贈与とは、
贈与者の死亡によって効力が生じる贈与契約です。
原則として、遺贈に関する規定を準用するとされています。
ただし、契約としての性質から、遺贈の規定が準用されないものもあります。

受贈者(贈与される側)が贈与者(贈与する側)の死亡する以前に死亡した場合
ケースによって分かれます。
贈与者より先に受贈者が死亡したら、死因贈与の効力が失われると判断されることもありますが、死因贈与の効力は有効と判断されたこともあります。

贈与者からの撤回についても原則的には認められます。
負担付死因贈与については、受贈者が負担を履行した部分については認められません。
仮にすべての負担の履行をしていた場合は、死因贈与契約の後に違う内容の遺言がなされていたとしても、死因贈与が認められます。

書面によらない契約の場合は、各当事者(贈与者が死亡してからは、贈与者の相続人も含む)が自由に撤回できます(つまり書面がなくても契約は有効です)
そうならない為にも、書面で契約をしておく方が無難です。

自筆証書遺言が要件を欠き無効だとしても、贈与者と受贈者との間で死因贈与をする旨の合意があれば、死因贈与契約が成立する可能性があります。
これを無効行為の転換といいます。

今日はこの辺で。

遺言の種類

遺言には普通方式と特別方式があります。
ここでは普通方式のことを書きます。

1、自筆証書遺言
遺言者が遺言の全文・日付・氏名を必ず自署し、押印します(ワープロ・代筆不可)
長所・・・簡単で費用がかからない・存在、内容を秘密にできる
短所・・・変造、紛失の恐れあり・要件不備による無効、内容のあいまいさによって紛争になりやすい

認印でも構わないが、実印が望ましい。
遺言者が保管する
日付は年月日が客観的に確定されなければならない(例:平成26年2月吉日はダメ)
家庭裁判所の検認が必要です。

2、公正証書遺言
証人2人の立会いのもと、公証役場にて公証人が遺言者の意思を文書にします。
長所・・・変造や紛失の恐れがない・無効になる恐れもなく、最も安全な方法
短所・・・費用がかかる

遺言者は実印・証人は認印可
原本は公正証書役場で保管・遺言者に正本と謄本(コピー)を交付
家庭裁判所の検認は不要です。

3、秘密証書遺言
遺言者が署名・押印した遺言書を封筒に入れ、同じ印で封印して公証人・証人2人の前に提出し、自己の遺言であることを証明してもらう方法(ワープロ・代筆可、署名は必ず自署)
長所・・・遺言書の存在を明らかにしながらその内容は秘密にできる・自署能力が不要
短所・・・変造・紛失の恐れがある・内容のあいまいさによって紛争の恐れがある・費用がかかる・要件不備による無効がある(ただし、自筆証書遺言としての要件があれば自筆証書遺言としては有効)

遺言者が保管する。
家庭裁判所の検認が必要です。

内容に不正確さはありますが、かなりわかりやすくまとめてみました。

遺言とは

遺言という言葉を耳にしたことがある人は多いと思います。
ただ実際にはよく解らないという人も多いのではないでしょうか?
少し説明させて頂きます。

遺言とは、被相続人が死亡後の自己の財産に関し、最終意思を表示した場合にはその意思を尊重するということです。
15歳以上であれば誰でもでき、一度した遺言でも撤回することができます。
逆に遺言をしないこともできます。
その場合原則として、被相続人の法定相続人が法定相続分を相続します。
遺産分割協議を行えば、法定相続人たちがそれぞれ何を相続するか決めることは可能です。

子がいても自分の面倒を見てくれた兄弟や、法定相続人ではない子の妻や孫などに財産を承継させるには遺言をする必要があります。
つまり遺言をすれば誰に何を承継させるかを自由に決めることが可能です。
ただし遺留分に関しては自由は制限されますが。

今後また遺言に関してブログに載せていきます。
今回はこの辺で。

相続対策とは何か!

相続対策はしておいた方がいいですよ。 よく聞きませんかこのセリフ!
細かいことはいろいろありますが、”飛ぶ鳥跡を濁さず” この一言に尽きると思います。

つい最近私の母が他界しました。
私の場合は子が私一人ですから、遺産分割に関しては問題がないのですが、じゃあ母が亡くなった後に預金通帳だとか大切な書類関係だとか、どこにあるのかも知りませんでした。
実際今それで結構大変な思いをしています(紛失届を出すためにそれに必要な添付書類を別に集めなければならないとか)
でも不思議なことに、一昨年叔母が亡くなった時に貯金通帳だけは、「お前に全部任す」と言って私が預かることになったのですが、その時の私は最近物忘れが激しいとよく言っていたので、不安なのかなぐらいにしか思っていませんでした。
でも、おかげでここだけはスムーズに進んでいます。

直接相続対策とは関係ありませんが、要は「後に残る人間が困らないように少しだけ考えてあげたら」というところから始めてはいかがでしょうか!